研究課題/領域番号 |
15K18572
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形態・構造
|
研究機関 | 東京大学 (2017-2018) 名古屋大学 (2016) 基礎生物学研究所 (2015) |
研究代表者 |
藤森 千加 東京大学, 大気海洋研究所, 特任研究員 (50750775)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | メダカ / 卵巣 / 生殖細胞 / 生殖腺 / AMH |
研究成果の概要 |
抗ミュラー管ホルモン(AMH)変異体であるhoteiメダカは、生殖細胞が過剰に増殖し、遺伝的オス個体のメスへの性転換が観察される。本研究では、hoteiメダカを用いて、卵巣初代培養系を確立し、初代培養系での細胞増殖能及び発現動態の変化を調査し、hotei変異体における卵巣内の支持細胞、生殖細胞の増殖について調査した。また、生殖細胞の異なる分化段階で進行が停止する変異体を調べることで、卵巣の器官形成に必須の生殖細胞の種類の同定を行った。さらに、卵巣細胞の初代培養系の実験結果から、卵巣由来の生殖細胞にも受精可能な精子に分化する能力を持つ細胞が存在するという予想外の結果を得ることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究によって、どの発達段階の生殖細胞が卵巣器官を形成することができるのか、また、成体の卵巣内にある生殖細胞の中でどの分化段階の生殖細胞まで精子・卵どちらにも分化できる能力を持つのかを示すことができた。今回確立した培養実験系はどのような因子が精子・卵への分化に寄与しているのかをスクリーニングするための系としても利用できる可能性がある。
|