研究課題/領域番号 |
15K18628
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
遺伝育種科学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
大西 孝幸 宇都宮大学, 農学部, 准教授 (60722311)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | イネ / オルガネラゲノム / 胴割れ米 |
研究成果の概要 |
地球温暖化による夏季の異常高温が,胴割れ米を誘発し,コメの品質低下を引き起こしている.胴割れ米の発生低減にむけた対策の多くは,栽培方法や籾米の保存方法の見直しといった応急的な処置であり,より効果の高い根治的解決策が切望されている.これまでの研究から,申請者は胴割れ米の発生にオルガネラゲノムが関与し,オルガネラゲノムの置換によって胴割れ米の発生が抑制できることを明らかにした.さらに,イネのオルガネラゲノム置換によってオルガネラゲノムにコードされている遺伝子のプロセッシングに変化が生じていることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球温暖化による夏季の異常高温が,胴割れ米を誘発し,コメの品質低下を引き起こしている.胴割れ米の発生低減にむけた対策の多くは,栽培方法や籾米の保存方法の見直しといった応急的な処置であり,より効果の高い根治的解決策が切望されている.本研究の成果から,夏季の高温による胴割れ米の発生を抑制できるような対策の開発が期待できる.特に,本研究成果からは,遺伝子組換えに頼らずに交配による改良が見込まれ早期の実用化が可能となるという利点がある.
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