研究課題
若手研究(B)
海ぶどうなどの食用海藻に含まれるカロテノイドのシフォナキサンチンについて、個体レベルでの抗炎症作用の評価と既知の抗アレルギー食品成分との併用効果の検討を進めた。シフォナキサンチンの経口摂取によって、マウスの皮膚炎症状が改善する可能性が示された。予想外なことに、皮膚にはシフォナキサンチンよりもむしろシフォナキサンチンの代謝産物の方が多く蓄積しており、今後はそれらの代謝産物の抗炎症作用も明らかにする必要がある。また、シフォナキサンチンの抗炎症作用を増強するような食品成分の発見には至らなかったが、ビタミンE類などによって、シフォナキサンチンの消化管吸収が阻害される可能性が見つかった。
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