研究課題/領域番号 |
15K18708
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小林 真 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 助教 (60719798)
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研究協力者 |
高木 健太郎
片山 歩美
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 冬の気候変動 / 土壌ー植物系 / 窒素動態 / 土壌動物 / 温暖化 / 機能形質 / 雪解けの早まり / 大型土壌動物 / ミミズ / 成木 / 窒素循環 / 生理生態学 / 冬の温暖化 / 北方林 / 成木への影響 / 土壌窒素動態 / 樹木生理生態 |
研究成果の概要 |
温暖化にともない北海道北部で観察されている雪解け時期の早まりが、大型土壌動物であるミミズを介して、樹木の利用可能な土壌の無機態窒素の生成量へ及ぼす影響について評価した。春先に実施した積雪時期を操作する野外実験から、雪解けが早まると、硝酸態窒素の生成量は増加することが明らかになった。一方、雪解け時期の早まりによる土壌窒素への影響程度は、越冬したミミズの存在の有無およびミミズの個体サイズの違いに関わらず同程度であった。これらのことは、雪解けの早まりによる樹木の利用可能な土壌窒素への影響は、ミミズなどの大型土壌動物ではなく、土壌微生物など他の生物の活性が増加したことによるものであることが示唆された。
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