研究課題/領域番号 |
15K18721
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
木質科学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
小林 研治 静岡大学, 農学部, 准教授 (90576240)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 接合部 / 繰り返し加力 / 低サイクル疲労 / スクリュー / 木質構造 / モーメント抵抗接合部 / 耐力壁 / 破断寿命 |
研究成果の概要 |
木質構造建築物において、近年ではセルフタッピングスクリュー(以下スクリューと称する)が多く用いられるようになってきている。スクリューは強度が高い一方で、脆性的な破壊が生じるものも見られる。 本研究では、スクリューおよび釘の一定振幅繰り返し曲げ試験において振幅と破断までの繰り返し数に一定の関係が得られることが明らかとなった。また、接合具の破壊を考慮に入れた接合部の荷重変形特性推定を試みており、提案した推定式による値と実験値との比較を行い、妥当性が確認された。さらに、提案した推定法がスクリューを用いたモーメント抵抗接合部の評価にも用いることが可能であることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本は地震国であり、建築物は繰り返し作用する地震力に対して安全でなければならない。繰り返し加力による接合具の破壊はスクリューだけでなく他の接合具でも生じうるもので、適切な評価法が望まれてきた。 本成果を応用することにより、スクリューや釘などの接合具を用いた様々な接合部や構造要素の繰り返し履歴に対する特性を適切に把握することが可能となり、 安全な建築物の普及が期待される。
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