研究課題
若手研究(B)
魚類の卵内には、大量の脂質が胚や仔稚魚のエネルギー源および細胞膜の構成物質として蓄積される。しかし、その卵内における代謝や蓄積機構に関しては、まだ多くの部分が未解明のままである。本研究では、その学術的および産業的な重要性に注目し、海産魚の卵脂質蓄積機構の究明を目的とした。海産魚卵の比較モデルとして、カタクチイワシとスマを選択し、申請者により確立された実験系を用いて解析を行なった結果、それぞれの卵および脂質輸送体の特徴や構成は異なるものの、主要脂質輸送体である超低密度リポタンパク質を中心とした魚類一般的の中性脂質の運搬・代謝経路の存在が示唆された。
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Aquaculture Science
巻: 65(1) ページ: 29-40