研究課題/領域番号 |
15K18740
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
水圏生命科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
石橋 洋平 九州大学, 農学研究院, 助教 (90572868)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 高度不飽和脂肪酸 / 油滴 / スフィンゴ脂質 / 脂質代謝 / 油糧微生物 / ラビリンチュラ類 / 中性脂質 / ステロールエステル / リパーゼ / スフィンゴリン脂質 |
研究成果の概要 |
バイオ燃料や機能性脂質の生産源として注目される海洋性油糧微生物であるラビリンチュラ類は、卓越した脂質蓄積能力を有することが大きな特徴である。その主要因は、脂質の貯蔵庫である油滴を大量に形成するラビリンチュラ類の特殊性にある。本研究では、ラビリンチュラ類における油滴形成制御機構を解明することを目的とし、油滴局在タンパクの機能解析、油滴を形成する脂質組成の解明、脂質代謝に関与する新規酵素遺伝子の発見、従来のカテゴリーから逸脱した新奇脂質の発見など、ラビリンチュラ類を広く活用するために重要な基盤となる知見を得ることが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラビリンチュラ類の油滴に含まれる脂質の合成酵素遺伝子を発見・同定したことで、その遺伝子発現量を制御することが可能となった。これにより、有用脂質の生産性を上げるために有効な分子育種標的が明確となった。また、この脂質合成酵素はこれまでに報告されたものとは全く異なる構造を有しており、学術的にも興味深い遺伝子であった。また、新規脂質分解酵素を同定し、その諸性質を検討した結果、ユニークな特性を有することも明らかとなった。この分解酵素は活性や安定性も高く、今後は油脂産業への活用も期待される。
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