研究課題/領域番号 |
15K18745
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
水圏生命科学
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研究機関 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 |
研究代表者 |
村下 幸司 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 増養殖研究所, 主任研究員 (60597649)
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研究協力者 |
木下 政人 京都大学, 農学研究科, 助教
Rønnestad Ivar University of Bergen, Professor
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | レプチン / メダカ / ゲノム編集 / レプチン受容体 / 成長 / 酸素消費量 / 摂餌量 / リガンド / 受容体 / 欠損体 |
研究成果の概要 |
効率的に魚類を養殖するには,魚類の摂食や栄養素利用の調節機構に着目した技術開発が有効と考えられる。そのための基盤研究として,ほ乳類において摂食や代謝に重要な役割を持つレプチンについて,魚類での機能を明らかにすることを目的とした。モデル魚(メダカ)を用いてゲノム編集を行い,レプチンリガンド(aおよびb)およびその受容体の遺伝子欠損魚を作出した。リガンド欠損魚は野生型と比較して,成長,摂食量,呼吸量(代謝活性の指標)に,僅かな変化が認められた。魚類レプチンの機能については未解明な点が多く,本研究で作出した遺伝子欠損魚を用いたさらなる解析が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ほ乳類では「レプチン」の作用を抑えると,食欲が旺盛となり良く育つことが知られている。このレプチンによる生育成魚の機構を魚にも応用することで,より効率的な養殖が可能になると考えられる。魚類におけるレプチンの役割にはまだ不明な点が多いが,本研究によってレプチンの作用を持たないモデル魚の作成に成功した。今後,この魚を詳しく調べることで,魚類におけるレプチンの作用の解明が期待できる。
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