研究課題/領域番号 |
15K18753
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会・開発農学
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研究機関 | 長崎大学 (2022-2023) 釧路公立大学 (2015-2021) |
研究代表者 |
三輪 加奈 長崎大学, 経済学部, 教授 (00552001)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 子どもの人的資本 / 開発途上国の農村開発 / 貧困削減 / カンボジア / 社会経済農学 |
研究成果の概要 |
本研究では、開発途上国のひとつであるカンボジアの農村部における、子どもの健康・栄養状態および認知発達(cognitive development)に焦点をあて、それらの決定因について考察をしている。カンボジアの調査地域で拡大している非農業部門への、特に母親の就業が子どもの健康等へ与える影響について、家計聞き取り調査により収集した独自のデータを用いて、計量経済学的な手法により明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カンボジアは2000年代以降高い経済成長率を維持し、国民の所得・生活水準は向上しているものの、周辺国に比べると子どもの栄養不良の割合が高いなどの問題を抱えている。カンボジアで盛んな縫製業・縫靴業の工場の地方部での稼働が増加しているなかで、これまでの農業中心の生活から、非農業中心の生活に移り変わることによる影響、特に幼い子どもを抱える母親が日中に村外に働きに出ることによる影響を考察することは、農村部での貧困問題や子どもの人的資本の形成・蓄積を考える上でも非常に意義があるものといえる。
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