研究成果の概要 |
本研究は、植物の道管、篩管における元素輸送の解析を目的とした、RIライブイメージング技術の高度化である。本研究では篩管流の働きを止め、道管流のみ働いている状態で元素輸送の解析を行った。その結果、シロイヌナズナの花茎におけるMg輸送は道管流が大きな割合を占めることを示せた。Pにおいては、輸送速度が半減した。さらには、道管輸送の解析を目的として、光が植物の輸送にどのような影響を与えるかを解析した。解析には28Mg, 32P, 42K, 45Ca, 137Csを用いた。その結果、Pは水の流れに伴って輸送されること、Mg, K, CaおよびCsは水の流れに依存しないことを示せれた。
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