研究課題
若手研究(B)
成体にのみ存在する下垂体幹・前駆細胞の起源の探索、および下垂体前葉ホルモン産生細胞への分化能の解析を行った。神経堤細胞を追跡できるマウスを用いた実験から、成体下垂体に存在する幹・前駆細胞およびホルモン産生細胞の一部が神経堤由来であることが証明された。また、S100β発現細胞(胎仔期下垂体には存在しない細胞)を蛍光標識できるラット下垂体から分離した細胞塊、および下垂体幹・前駆細胞候補の細胞株Tpit/F1の幹細胞性とホルモン産生細胞への分化能を証明した。以上のことから、成体には口腔外胚葉を起源としない幹細胞が存在すること、そして、その細胞もホルモン産生細胞の供給源であることが明らかになった。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)
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