研究課題
若手研究(B)
Gタンパク質共役型受容体(GPCR)のリガンドには、Gタンパク質とアレスチンを介したシグナル伝達経路の一方を選択的に活性化するものが知られており、この現象を「シグナルバイアス」と呼ぶ。本研究では、薬理学的に重要なGPCRについて、メチオニンメチル基に由来するNMRシグナルを、通常のリガンドが結合した状態とバイアスリガンドが結合した状態で解析した。その結果、GPCRは不活性型構造に加えて複数の活性型構造をとること、複数の活性型構造の割合がGタンパク質およびアレスチンを介したシグナル伝達の強度を決定していることを明らかにした。
すべて 2017 2016 2015 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 6件、 招待講演 4件) 備考 (1件)
Proc. Natl. Acad. Sci.
巻: 発行中 号: 17 ページ: 4741-4746
10.1073/pnas.1600519113
Scientific Reports
巻: 6 号: 1 ページ: 33690-33690
10.1038/srep33690
Angewandte Chemie International Edition
巻: 21 号: 52 ページ: 15771-15776
10.1002/anie.201508794
Journal of Biomolecular NMR
巻: 63 号: 4 ページ: 333-340
10.1007/s10858-015-9992-x
J. Biomol. NMR
巻: 印刷中 号: 1 ページ: 31-41
10.1007/s10858-015-9908-9
http://ishimada.f.u-tokyo.ac.jp/public_html/index_j.html