研究課題/領域番号 |
15K18846
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
蛭田 勇樹 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 助教 (60710944)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 温度 / pH / 機能性高分子 / ミセル / DDS / 抗がん剤 / ナノ材料 / pH応答性ポリマー / 温度応答性ポリマー / ブロックコポリマー / ポリマーミセル / ドラッグデリバリー / ドキソルビシン / ドラッグデリバリーシステム / がん / ナノ |
研究成果の概要 |
局所加温による温度変化、細胞内小胞の低pHに注目した2段階温度、pH応答性ブロックポリマーを設計し、抗がん剤のドキソルビシンを内包させてミセル化し、がん細胞選択的な取り込み、および細胞取り込み後の薬物放出が可能なドラッグキャリアを創製した。このポリマーミセルは、体温よりも少し高い温度で相転移することで、細胞取り込み量が増加した。細胞毒性への温度の影響を調べたところ、42°Cでは37°Cに比べて有意な細胞毒性を示した。温度変化による細胞取り込みコントロールと細胞内小胞の酸性環境を認識しドキソルビシンを効率良く放出する2段階の応答機能を持ち、がん細胞に対して有効な作用を示した。
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