ストレス制御によるアレルギー性疾患の発症予防とその作用機序の解明

• 研究課題/領域番号: 15K18912
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 環境・衛生系薬学
• 研究機関: 摂南大学
• 研究代表者: 荒川 友博 摂南大学, 薬学部, 助教 (70581388)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: アレルギー / セレン / セレノメチオニン / ストレス / アレルギー応答

研究成果の概要

セレンは酸化ストレス防御系において重要な役割を演じている必須微量元素である。本研究では、セレンによるストレス制御がアレルギー性疾患に与える影響を検討した。その結果、食品中に多く含まれるセレン化合物であるセレノメチオニンの投与が即時型および慢性皮膚アレルギー反応を抑制することを明らかにした。また、セレン欠乏状態によって、即時型および慢性皮膚アレルギー反応が増悪化することを明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] Effect of Seleno-L-methionine on Oxidative Stress in the Pancreatic Islets of a Short-Term Induced Diabetic Mouse Model in Insufficient Selenium Status (2018)
  • 著者名/発表者名: H.Ueno, R.Shimizu, T.Okuno, H.Ogino, T.Arakawa, K.Murano, K.Nakamuro
  • 雑誌名: Ｂｉｏｌｏｇｉｃａｌ ＆ Ｐｈａｒｍａｃｅｕｔｉｃａｌ Ｂｕｌｌｅｔｉｎ 巻: 41 号: 1 ページ: 80-85
  • DOI: 10.1248/bpb.b17-00603
  • NAID: 130006301211
  • ISSN: 0918-6158, 1347-5215
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Role of Supplementary Selenium on the Induction of Insulin Resistance and Oxidative Stress in NSY Mice Fed a High Fat Diet (2018)
  • 著者名/発表者名: Murano K, Ogino H, Okuno T, Arakawa T, Ueno H
  • 雑誌名: Ｂｉｏｌｏｇｉｃａｌ ＆ Ｐｈａｒｍａｃｅｕｔｉｃａｌ Ｂｕｌｌｅｔｉｎ 巻: 41 号: 1 ページ: 92-98
  • DOI: 10.1248/bpb.b17-00622
  • NAID: 130006301212
  • ISSN: 0918-6158, 1347-5215
  • 査読あり / オープンアクセス
• [学会発表] アレルギー性皮膚炎に対するセレノメチオニンの有効性の検討 (2018)
  • 著者名/発表者名: 荒川友博, 松浦遥香, 荻野泰史, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: 日本薬学会第138年会
• [学会発表] マウス能動アナフィラキシーにおけるTリンパ球のサイトカイン発現に及ぼす酸化オリブ油の影響 (2018)
  • 著者名/発表者名: 水野可鈴, 川嶋美帆, 岡田雅史, 村野晃一, 荻野泰史, 荒川友博, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: 日本薬学会第138年会
• [学会発表] 酸化オリブ油がマクロファージの貪食能に及ぼす影響 (2018)
  • 著者名/発表者名: 荻野泰史, 上田陽紀, 村野晃一, 荒川友博, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: 日本薬学会第138年会
• [学会発表] 酸化オリブ油がマウス接触性過敏反応時におけるTリンパ球の分化増殖およびサイトカイン産生に及ぼす影響 (2018)
  • 著者名/発表者名: 岡田雅史, 山田真吾, 水野可鈴, 川嶋美帆, 村野晃一, 荻野泰史, 荒川友博, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: 日本薬学会第138年会
• [学会発表] インスリン標的細胞のインスリン関連遺伝子とセレンタンパク質遺伝子発現との関連性 (2018)
  • 著者名/発表者名: 須澤大輝, 仲江美咲, 村野晃一, 荻野泰史, 荒川友博, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: 日本薬学会第138年会
• [学会発表] アミロイドβを曝露したヒトアストロサイトーマにおけるアポトーシス誘導に関する研究 (2017)
  • 著者名/発表者名: 三好知穂、奥野智史、阪田愛、谷上知絵理、青木大輔、村野晃一、荻野泰史、荒川友博、上野仁
  • 学会等名: 日本薬学会第137年会
  • 発表場所: 仙台国際センター
  • 年月日: 2017-03-26
• [学会発表] インスリン標的細胞におけるインスリン抵抗性とセレンタンパク質発現との関連性 (2017)
  • 著者名/発表者名: 村野晃一、仲江美咲、西田侑樹、荻野泰史、荒川友博、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: 日本薬学会第137年会
  • 発表場所: 仙台国際センター
  • 年月日: 2017-03-26
• [学会発表] LPS刺激によるマクロファージ系細胞の活性化に及ぼすオレイン酸過酸化物の影響 (2017)
  • 著者名/発表者名: 荻野泰史、柿花美沙紀、村野晃一、荒川友博、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: 日本薬学会第137年会
  • 発表場所: 仙台国際センター
  • 年月日: 2017-03-26
• [学会発表] セレンによる慢性皮膚アレルギー反応抑制作用 (2017)
  • 著者名/発表者名: 松浦遥香、荒川友博、杉山貴洋、荻野泰史、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: 日本薬学会第137年会
  • 発表場所: 仙台国際センター
  • 年月日: 2017-03-26
• [学会発表] 肥満細胞におけるアレルギー応答に及ぼすセレノメチオニンの影響 (2017)
  • 著者名/発表者名: 荒川友博、前みどり、大久保春輝、荻野泰史、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: 日本薬学会第137年会
  • 発表場所: 仙台国際センター
  • 年月日: 2017-03-26
• [学会発表] セレノメチオニンによる肥満細胞のアレルギー応答抑制作用 (2017)
  • 著者名/発表者名: 荒川友博, 大久保春輝, 荻野泰史, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: フォーラム2017 衛生薬学・環境トキシコロジー
• [学会発表] マウス接触性過敏反応における膵臓中T細胞ポピュレーションおよびサイトカイン発現に及ぼす酸化オリブ油の影響 (2017)
  • 著者名/発表者名: 荻野泰史, 山田真吾, 岡田雅史, 荒川友博, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: フォーラム2017 衛生薬学・環境トキシコロジー
• [学会発表] アミロイドβ曝露によるヒトアストロサイトーマU-251細胞の酸化的ストレスとその防御 (2017)
  • 著者名/発表者名: 奥野智史, 戎 真実, 早瀬大輝, 奥平直毅, 赤井洋介, 村野晃一, 荻野泰史, 荒川友博, 上野 仁
  • 学会等名: フォーラム2017 衛生薬学・環境トキシコロジー
• [学会発表] インスリン抵抗性発現に及ぼすセレンタンパク質の機能解析 (2017)
  • 著者名/発表者名: 村野晃一, 仲江美咲, 西田侑樹, 岸田悠人, 荻野泰史, 荒川友博, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: フォーラム2017 衛生薬学・環境トキシコロジー
• [学会発表] 即時型アレルギー反応に及ぼすセレノメチオニンの影響 (2017)
  • 著者名/発表者名: 大西伊紗哉, 荒川友博, 荻野泰史, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: 第67回日本薬学会近畿支部総会・大会
• [学会発表] 肥満細胞におけるセレノメチオニンによるアレルギー応答制御機構の解析 (2017)
  • 著者名/発表者名: 大久保春輝, 荒川友博, 荻野泰史, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: 第67回日本薬学会近畿支部総会・大会
• [学会発表] マウス能動皮膚アナフィラキシーに対する酸化オリブ油の影響 (2017)
  • 著者名/発表者名: 荻野泰史, 小池咲里, 奥野智史, 荒川友博, 上野 仁
  • 学会等名: 第67回日本薬学会近畿支部総会・大会
• [学会発表] マクロファージ系細胞株RAW264.7の活性化に及ぼすオレイン酸過酸化物の影響 (2017)
  • 著者名/発表者名: 柿花美紗紀, 厚主裕美, 荻野泰史, 荒川友博, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: 第67回日本薬学会近畿支部総会・大会
• [学会発表] ストレス応答性MAPK活性化に対する酸化オリブ油の影響 (2017)
  • 著者名/発表者名: 厚主裕美, 柿花美沙紀, 荻野泰史, 荒川友博, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: 第67回日本薬学会近畿支部総会・大会
• [学会発表] ヒトアストロサイトーマU-251細胞へのアミロイドβの取り込み機構に関する検討 (2017)
  • 著者名/発表者名: 戎 真実, 早瀬大輝, 村野晃一, 荻野泰史, 荒川友博, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: 第67回日本薬学会近畿支部総会・大会
• [学会発表] インスリン抵抗性とセレンタンパク質発現およびレドックス状態との関連性 (2017)
  • 著者名/発表者名: 村野晃一, 荻野泰史, 荒川友博, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: 第56回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会
• [学会発表] セレン欠乏による即時型アレルギー反応への影響 (2017)
  • 著者名/発表者名: 荒川友博, 吉井康貴, 荻野泰史, 奥野智史, 上野 仁
  • 学会等名: 2017年度生命科学系学会合同年次大会
• [学会発表] Selenomethionine suppresses the LPS-induced inflammatory mediator expression in RAW264.7 macrophages (2016)
  • 著者名/発表者名: 荒川友博
  • 学会等名: 第45回日本免疫学会学術集会
  • 発表場所: 沖縄コンベンションセンター
  • 年月日: 2016-12-07
• [学会発表] 2型糖尿病マウスモデルのインスリン抵抗性におけるセレンタンパク質の関与 (2016)
  • 著者名/発表者名: 堀切優也、村野晃一、片岡佑介、荻野泰史、荒川友博、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: 第66回日本薬学会近畿支部総会・大会
  • 発表場所: 大阪薬科大学
  • 年月日: 2016-10-15
• [学会発表] 慢性皮膚アレルギー反応に対するセレノメチオニンの影響 (2016)
  • 著者名/発表者名: 杉山貴洋、荒川友博、松浦遥香、荻野泰史、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: 第66回日本薬学会近畿支部総会・大会
  • 発表場所: 大阪薬科大学
  • 年月日: 2016-10-15
• [学会発表] アミロイドβ曝露したU251細胞内で産生する活性酸素種の検討 (2016)
  • 著者名/発表者名: 青木大輔、奥野智史、谷上知絵理、阪田愛、荻野泰史、荒川友博、上野仁
  • 学会等名: 第66回日本薬学会近畿支部総会・大会
  • 発表場所: 大阪薬科大学
  • 年月日: 2016-10-15
• [学会発表] マウス接触性過敏反応におけるTリンパ球のサイトカイン発現に及ぼす酸化オリブ油の影響 (2016)
  • 著者名/発表者名: 山田真吾、伊藤淳津子、小池咲里、荻野泰史、奥野智史、荒川友博、上野仁
  • 学会等名: 第66回日本薬学会近畿支部総会・大会
  • 発表場所: 大阪薬科大学
  • 年月日: 2016-10-15
• [学会発表] 酸化オリブ油がマウスの能動皮膚アナフィラキシーに及ぼす影響 (2016)
  • 著者名/発表者名: 小池咲里、荻野泰史、奥野智史、荒川友博、上野仁
  • 学会等名: 第66回日本薬学会近畿支部総会・大会
  • 発表場所: 大阪薬科大学
  • 年月日: 2016-10-15
• [学会発表] マクロファージの炎症性メディエーター発現に及ぼすセレン化合物の影響 (2016)
  • 著者名/発表者名: 荒川友博、河野怜奈、荻野泰史、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: フォーラム2016：衛生薬学・環境トキシコロジー
  • 発表場所: 昭和大学旗の台キャンパス
  • 年月日: 2016-09-11
• [学会発表] インスリン標的組織におけるレドックス状態とセレンタンパク質発現との関連性 (2016)
  • 著者名/発表者名: 村野晃一、堀切優也、片岡佑介、荻野泰史、荒川友博、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: フォーラム2016：衛生薬学・環境トキシコロジー
  • 発表場所: 昭和大学旗の台キャンパス
  • 年月日: 2016-09-10
• [学会発表] ヒト神経膠腫U-251MG細胞に対するアミロイドβの作用 (2016)
  • 著者名/発表者名: 谷上知絵理、奥野智史、青木大輔、荻野泰史、荒川友博、上野仁
  • 学会等名: フォーラム2016：衛生薬学・環境トキシコロジー
  • 発表場所: 昭和大学旗の台キャンパス
  • 年月日: 2016-09-10
• [学会発表] OVAによるアレルギー反応に対する酸化オリブ油の影響 (2016)
  • 著者名/発表者名: 荻野泰史、小池咲里、村野晃一、荒川友博、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: フォーラム2016：衛生薬学・環境トキシコロジー
  • 発表場所: 昭和大学旗の台キャンパス
  • 年月日: 2016-09-10
• [学会発表] 酸化油脂中に含まれる脂質過酸化物がマウス接触性過敏反応に及ぼす影響 (2016)
  • 著者名/発表者名: 荻野泰史、村野晃一、荒川友博、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: 第69回日本酸化ストレス学会学術集会
  • 発表場所: 仙台国際センター
  • 年月日: 2016-08-31
• [学会発表] 酸化オリブ油曝露がストレス応答性MAPKの活性化に及ぼす影響 (2016)
  • 著者名/発表者名: 厚主裕美、柿花美沙紀、荻野泰史、荒川友博、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: 第69回日本酸化ストレス学会学術集会
  • 発表場所: 仙台国際センター
  • 年月日: 2016-08-31
• [学会発表] オレイン酸酸化物がマクロファージ系細胞の活性化に及ぼす影響 (2016)
  • 著者名/発表者名: 柿花美沙紀、厚主裕美、荻野泰史、荒川友博、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: 第69回日本酸化ストレス学会学術集会
  • 発表場所: 仙台国際センター
  • 年月日: 2016-08-30
• [学会発表] セレノメチオニンによるマクロファージの炎症性メディエーター発現抑制作用の解析 (2016)
  • 著者名/発表者名: 荒川友博、田中昭洋、荻野泰史、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: 日本薬学会第136年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2016-03-29
• [学会発表] 肥満細胞の脱顆粒及びサイトカイン産生に及ぼすセレノメチオニンの影響 (2016)
  • 著者名/発表者名: 前みどり、荒川友博、荻野泰史、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: 日本薬学会第136年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2016-03-29
• [学会発表] Effect of selenium supplementation in chronic contact hypersensitivity (2015)
  • 著者名/発表者名: 荒川友博
  • 学会等名: 第44回日本免疫学会学術集会
  • 発表場所: 札幌コンベンションセンター
  • 年月日: 2015-12-20
• [学会発表] セレン欠乏とアレルギー反応の関連性 (2015)
  • 著者名/発表者名: 佐々木優衣、荒川友博、廣岡拓麻、荻野泰史、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: 第65回日本薬学会近畿支部総会・大会
  • 発表場所: 大阪大谷大学
  • 年月日: 2015-10-17
• [学会発表] 肥満細胞の脱顆粒に及ぼすセレンの影響 (2015)
  • 著者名/発表者名: 岡田眞由子、荒川友博、前みどり、荻野泰史、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: 第65回日本薬学会近畿支部総会・大会
  • 発表場所: 大阪大谷大学
  • 年月日: 2015-10-17
• [学会発表] マクロファージの炎症性メディエーター発現に対するセレンの影響 (2015)
  • 著者名/発表者名: 田中昭洋、荒川友博、石田奈津実、荻野泰史、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: 第65回日本薬学会近畿支部総会・大会
  • 発表場所: 大阪大谷大学
  • 年月日: 2015-10-17
• [学会発表] セレンによるアレルギー性皮膚炎抑制作用 (2015)
  • 著者名/発表者名: 荒川友博、廣岡拓麻、佐々木優衣、杉山貴洋、荻野泰史、奥野智史、上野仁
  • 学会等名: フォーラム2015 衛生薬学・環境トキシコロジー
  • 発表場所: 神戸学院大学
  • 年月日: 2015-09-18