研究課題
若手研究(B)
慢性拒絶による移植腎喪失の主要因であるドナー特異的抗HLA抗体(DSA)産生を回避するためには免疫抑制剤を上手にコントロールする必要がある。本研究ではDSA産生と移植腎予後の関連性と、免疫抑制剤の与える影響を評価した。移植後1年において160例中15例でDSAが検出され、preformedDSA(移植前及び1年後のDSA陽性群)は7例、de novoDSA(移植後1年のみDSA陽性群)は6例、両DSA検出は1例であった。いずれも移植腎予後の不良因子であった。また、de novoDSA産生はTacトラフ値の低値経験者(カットオフ値3.2ng/mL)及びMPA服薬中止との強い相関性が示唆された。。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 2件)
臨床泌尿器科
巻: 69 ページ: 1083-1092