研究課題/領域番号 |
15K18924
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山田 孝明 九州大学, 大学病院, 薬剤師 (50725744)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 抗MRSA薬 / 治療薬物モニタリング / 薬物動態 |
研究成果の概要 |
新規抗メチシリン耐性黄色ブドウ球菌薬であるダプトマイシンが投与された患者47例を対象として、血中濃度と有害反応発現との関連性ならびに母集団薬物動態解析を行った。血中濃度と有害反応発現に有意な関連性は認められなかったが、筋毒性発現患者ではダプトマイシン血中濃度が高い傾向にあることが明らかとなった。また母集団モデルを用いた解析の結果、過剰投与を回避するためには腎機能に基づいた投与量の調節が必要であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、新規抗メチシリン耐性黄色ブドウ球菌薬であるダプトマイシンに着目し、臨床研究により、治療薬物モニタリングの有用性について検討したものである。さらに、薬物動態モデルに基づいた投与法を構築したことは、ダプトマイシンの個別化投与につながり、またそれらは血中濃度の測定が困難な施設においても利用可能である。本研究成果は、黄色ブドウ球菌感染症患者の治療向上、有害反応の回避という側面から意義深い研究であると考えられる。
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