研究課題/領域番号 |
15K18948
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
古賀 允久 福岡大学, 薬学部, 助教 (60570801)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 副作用 / 心血管 / 慢性閉塞性肺疾患 / バレニクリン / 心血管イベント |
研究成果の概要 |
禁煙補助薬バレニクリンは禁煙成功率が高いが、心血管イベントのリスク上昇が報告された。そこで、バレニクリン服用患者の背景を考慮し慢性閉塞性肺疾患(COPD)におけるバレニクリンの心血管イベント発症リスクを検討した。ブタ膵エラスターゼ(PPE)誘発COPD病態の動脈硬化症モデルマウスにバレニクリンを投与し、動脈硬化巣を評価した。その結果、バレニクリンは動脈硬化巣を増悪させたが、COPD病態ではバレニクリンにより、有意でないが増悪傾向であった。一方、バレニクリンはPPEによる肺胞径拡大を抑制した。このように、バレニクリンによる肺保護作用により、COPDで増悪する動脈硬化巣が抑制されたかもしれない。
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