研究課題
若手研究(B)
近年多くの腫瘍でヘッジホッグ (HH) シグナル伝達系の亢進が発症に関わっていることが明らかとなりつつあり、このシグナル伝達を標的とする分子標的薬の開発が待たれるところである。本研究では基底細胞癌、髄芽腫などの好発を特徴とする遺伝性疾患である母斑基底細胞癌症候群由来細胞からiPS細胞を作製し、免疫不全マウスの皮下に移植した。その結果得られた奇形腫内には正常iPS細胞では決して見られない髄芽腫様の組織が出現した。この髄芽腫様組織を使用することで、生体内での薬効解析や、薬剤スクリーニングが可能となると考えられた。
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Journal of Medical Genetics
巻: - 号: 8 ページ: 579-584
10.1136/jmedgenet-2016-104490