研究課題/領域番号 |
15K19097
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
谷川 和也 帝京大学, 薬学部, 助教 (10443110)
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連携研究者 |
鈴木 幸一 帝京大学, 医療技術学部臨床検査学科, 教授 (20206478)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | らい菌 / トリアシルグリセロール / GPAT3 / Mycobacterium leprae / triacylglycerol |
研究成果の概要 |
らい菌は、マクロファージを宿主として寄生しその中で大量の脂質を蓄積することで泡沫化し生存を維持している。我々は、その過程において特定のトリアシルグリセロール分子種が顕著に蓄積されるとをLC-MS/MSで明らかにした。また、その蓄積には律速酵素であるGPAT3がらい菌に特異的に発現増加していることを明らかにした。さらに、悪性度の異なるハンセン病患者から採取した皮膚スメアサンプルを用いてGPAT3発現を評価すると、らい菌が増殖している検体において高発現していた。これらのことから、らい菌は宿主マクロファージにおいてGPAT3発現を促すことでTAGを蓄積し、自身に有利な環境を構築していると考えられた。
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