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新規リコンビナントBCG接種と結核菌潜伏感染の関係:結核菌の完全排除は可能か?

研究課題

研究課題/領域番号 15K19100
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

塚本 裕美子  国立感染症研究所, ハンセン病研究センター 感染制御部, 主任研究官 (50554507)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードBCG / 結核菌 / 潜伏感染 / ワクチン / 感染症 / 結核
研究成果の概要

本研究においては、抗結核菌ワクチン効果の高い組換えBCGであるBCG-PHM接種後に結核菌感染させたマウスの肺から結核菌由来RNA、およびマウス由来RNAを抽出しマウス肺における結核菌の遺伝子発現、宿主の遺伝子発現についてコントロールBCG接種群と比較して解析を行った。
マウス肺中の結核菌由来RNAは極めて微量のRNAのみ抽出されるため、多数の遺伝子の発現を解析するのは困難であったが、休眠に関わる遺伝子の発現が示唆された。また、宿主細胞の遺伝子発現解析からBCG-PHMを接種することによってマウス肺において強い免疫応答が惹起されていることが明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、BCG接種を行ったマウス肺中に存在する結核菌が休眠状態に移行しているか解析する目的で実施された。結核菌に感染したヒトでは、免疫系により結核菌の増殖が抑制されるものの結核菌の一部は休眠状態となる。休眠状態の結核菌は肉芽腫と呼ばれる構造の中に存在し、免疫細胞からの攻撃を受けにくい。
本研究においてBCG接種後に結核菌を感染させたマウスの肺中に存在する結核菌は休眠状態に移行していることが示唆されたため、抗結核菌ワクチンの開発には休眠状態に移行する結核菌への対応を考慮する必要があることが推測できた。

報告書

(4件)
  • 2018 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2025-01-30  

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