研究課題/領域番号 |
15K19107
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
安東 友美 東京大学, 医科学研究所, 特任研究員 (80734227)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | インフルエンザウイルス / vRNP / 核内局在 / 宿主因子 / 核内輸送 / nuclear compartment / nuclear matrix |
研究成果の概要 |
インフルエンザウイルスゲノムvRNPの核内動態に関わる宿主蛋白質としてCLUHを同定した。CLUHは通常細胞質に局在するが、ウイルス蛋白質PB2の発現により核質に、M1の発現により核スペックルに局在した。PB2を単独で発現させても核スペックルに局在しないが、PB2とM1を共発現させると、CLUH、M1およびPB2が核スペックルで共局在した。CLUHの発現を抑制すると、M1の核スペックルへの局在が阻害され、さらにvRNPの核外輸送が阻害された。以上の結果から、CLUHはvRNPが複製されてから、核外輸送複合体が形成されるまでの核内での動態に関与することが明らかになった。
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