研究課題/領域番号 |
15K19148
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
鈴木 美香 京都大学, iPS細胞研究所, 特定研究員 (60555259)
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研究協力者 |
佐藤 恵子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 再生医療 / 臨床研究 / 信頼 / 意識調査 / 細胞提供者 / 研究ガバナンス |
研究成果の概要 |
本研究では、社会の信頼を得ながら実施するための体制構築には何が必要かを明らかにし、取るべき方策について検討し提案することを目的に、幹細胞研究分野における細胞を提供する立場の人を対象に、「iPS/ES細胞を用いる研究や医療目的で細胞提供する際に、気がかりな点、どのような体制があれば協力しようと思うか」などについて意識調査を行った。不妊治療中で胚盤胞を有する45名(男性4名、女性41名)へのインタビュー調査の結果、法令順守のみならず、研究指針等では具体的に規定しないような研究者としての根幹にある倫理観も重視することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、幹細胞研究分野における細胞を提供する立場の人を対象に、iPS/ES細胞を用いる研究や医療目的で細胞提供する際に、気がかりな点やどのような体制があれば協力しようと思うかといった意識調査を行い、よりよい研究実施体制構築に資する基礎的データを得た。このようなデータはこれまでわが国では少なかったことから、本成果は、学術的な価値があると考える。 また、研究活動は、社会からの信頼なくして実施できるものではないが、細胞を提供する立場の人の声を研究実施体制の構築・向上にフィードバックする点においても、社会的な貴重な試みであり、意義があるといえる。
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