研究課題/領域番号 |
15K19150
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高浦 佳代子 大阪大学, 総合学術博物館, 特任助教(常勤) (10747653)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 薬史学 / 生薬標本 / 文化財科学 / 統計解析 / 緒方洪庵 / 薬箱 / 生薬 / 学際的研究 / 医療文化財 / 標本 |
研究成果の概要 |
幕末の蘭方医で、コレラ等の感染症対策に尽力した緒方洪庵の関連資料を文理双方の観点から調査・解析することで、洪庵の治療戦略について検証した。大阪大学所蔵生薬標本類の詳細を調査し、歴史背景や生薬学的意義について明らかにしたうえで、非侵襲的手法での比較標本として利用するとともに、近世の医療文献の悉皆調査結果から大阪大学所蔵の洪庵の壮年期使用の薬箱内容生薬の基原等について考察した。さらに、統計学的手法で蒐集した情報を解析することで、洪庵が伝統的な漢方と当時最新の蘭方双方を駆使した治療を行っていたことを視覚的に示した。また、薬箱内容生薬の劣化状況から、薬箱を含む医療文化財の保存・継承の方策を検討した。
|