研究課題
若手研究(B)
腸内細菌叢から産生される種々の尿毒症毒素が、腎不全の増悪や合併症発現に関わることが示唆されている。本研究では、腎不全モデルマウスを用いて、腸内細菌叢をターゲットとした腎不全進行の抑制効果を検証した。その結果、腎不全マウスにプロバイオティクスであるLactobacillus caseiとプレバイオティクスであるガラクトオリゴ糖を併用投与した場合、尿素窒素の濃度に影響しなかったが、尿毒症毒素であるインドキシル硫酸濃度を低下させる効果が示唆された。本検討により、プロバイオティクスおよびプレバイオティクスの併用は、尿毒症毒素を減少させることにより、腎機能の悪化および合併症を予防できる可能性がある。
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Journal of Clinical Pharmacy and Therapeutics
巻: 41 号: 4 ページ: 399-402
10.1111/jcpt.12399