研究課題
若手研究(B)
大腸菌は最も重要な感染症の起炎菌の一つであるが、薬剤耐性菌の急増により世界的脅威となっている。耐性菌の増加は耐性因子を持ったST131のクローン性増殖によることが明らかになっている。そこで、日本の複数の急性期病院から分離された薬剤耐性(ESBL産生)大腸菌ST131型株の全ゲノム解析を行った。日本で最も多いCTX-M-27型ESBLを有するST131は新規のサブクローンに属し、諸外国でも検出されていることを証明しえた。このC1-M27と名付けた大腸菌ST131の菌株タイプが、日本および全世界での薬剤耐性大腸菌の増加の原因と判明したことで、今後耐性菌の制御に向けた研究につながると考えられた。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)
Emerging Infectious Diseases
巻: 22 号: 11 ページ: 1900-1907
10.3201/eid2211.160519
120005997864