研究課題/領域番号 |
15K19190
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
寒 重之 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (20531867)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2015年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 運動時痛 / 運動器疼痛 / 運動主体感 / 因果関係理解 / 結び付け / 脳内メカニズム / 複合性局所疼痛症候群 / 疼痛 / 運動 / 結びつけ |
研究成果の概要 |
本研究では、自身がおこなった運動がその後に感じた痛みの原因だと認識する運動と痛みの結びつけが生じるためには、運動と痛みとの間にどのような関係があることが重要なのかを時間的・空間的関連性の観点から検討した。運動をおこなう同じ体部位に刺激を提示する場合、200msまでであれば高い確率で2つのイベントを結び付けて判断することが分かった。また、運動と刺激呈示部位が異なる場合でも、この時間幅が短くなるが、運動と痛みの結びつけは生じた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、ヒトが運動と痛みとを結びつける上で、どの程度の時間幅で2つの現象を結び付けているのか明らかではなかった。また、2つの現象がどれだけ空間的に離れていても成り立つのかについても明らかではなかった。本研究では、今後検討が必要が部分もあるが、この2点を明らかにすることができた。この結果は、ヒトにおける運動時痛モデルの構築に役立つものであり、ひいては運動器疼痛の慢性化の治療や予防に役立つ可能性がある。また、本研究の結果は、運動主体感 (sense of agency) の観点からも興味深いものである。
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