研究課題/領域番号 |
15K19200
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
川嶋 基敬 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50638989)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 放射線治療 / 水等価深 / IGRT / 計算精度 / 線量分布 / 画像誘導放射線治療 / 線量分布変形 / 水透過厚 / CT画像 / 水透過深 / 線量計算 / 位置決め / 計算誤差 / 計算速度 |
研究成果の概要 |
計算グリッドの妥当性を検討した結果、回転照射に対する計算グリッドの線量分布への影響は小さいことが分かった。回転照射では超多門の照射となるために時間の短縮が求められるが、計算グリッドを1.5倍にしても影響があまり出ない事が分かった。 また、線量分布を水等価深で変換するソフトを作成した。このソフトを用いた線量分布と治療計画装置で計算した線量分布が大きく変わらない事が確認できた。実臨床データで毎回の線量分布の変換を行い、標的のカバレージや正常臓器の線量より最適なマージンの検討を考察するためのデータを収集している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線治療では標的を照射するために日々の臓器の動きや変化、また、体形の変化などを考慮してマージンを設けて計画的照射体積を決定している。但し、マージンを設ける事で照射体積は大きくなり、正常臓器も照射する事となる。 標的の動きを考慮してマージンを設ける事で、標的をしっかりと照射する事はできる。しかし、標的がずれ込んだ部分に正常臓器が入ってくることとなる。そこで、本研究の目的として、標的の変形のみのマージンで照射体積が済むように、線量分布で位置決めをはかる手法を確立する。 それによって、照射体積の縮小をはかり正常臓器の線量を低減する事により、より高精度な治療を可能とする。
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