研究課題/領域番号 |
15K19235
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター (2016-2018) 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 (2015) |
研究代表者 |
田中 久子 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 社会医学研究部, (非)研究員 (70727370)
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研究協力者 |
原田 正平
高橋 美恵子
鴨志田 純子
澤田 樹美
森崎 菜穂
浦山 ケビン
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 小児肥満 |
研究成果の概要 |
世田谷区において、科学的根拠と理論に基づく肥満児に対する父親に重点を置いた家族介入プログラム(非対面版)の実施可能性、継続性、満足度、有効性を、無作為化比較試験によって評価した。介入群は、子どもと両親が社会的認知理論に基づいたプログラムを家庭で1か月間実施した。対照群は、家庭でワークブックに沿って体重管理のための食事や生活習慣の改善方法を学んで1か月過ごした。介入群と対照群の肥満度の変化に有意差はなかったが、本研究参加者全体において介入の有無に関わらず、介入前と比較し3か月後の肥満度が有意に減少していたことが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の参加者全体において介入の有無に関わらず、介入前と比較し3か月後の肥満度は減少していたので、研究に参加するというモチベーションの高さに加えて、両群に配布した体重管理に関するワークブックが効果的であったのではないかということが分かった。しかし、予想以上に研究参加者のリクルートが難しく、研究に参加したとしても途中で脱落する家族もあった。今回、パイロットスタディを実施することによって、リクルート等の研究手法に関していくつかの問題点を把握することができ、よりよい本試験につなげていくことができるため、実施の意義は大きかった。
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