研究課題/領域番号 |
15K19268
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
大島 徹 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (70464427)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 小児虐待 / 視神経鞘出血 / 揺さぶられっ子症候群 / 法医学 / 眼底出血 / 頭部外傷 / 死後画像診断 / 眼病理学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は死後撮影CTを用いて眼球近位部の視神経鞘出血がどの程度,診断可能かどうかを明らかにすることである.期間中4例の視神経鞘出血の症例を経験した.そのうちCTで視神経鞘出血を疑えた症例は1例あった.また,CTで視神経鞘出血を疑ったが,実際には出血を確認できなかった症例が1例あった.これは視神経鞘周囲のうっ血であったと判断され,CTのみでの視神経鞘出血の特定は困難であると考えられた.最終的に視神経鞘出血は頭部への加速度によって,視神経が後方に牽引され,眼窩に固定されている眼球との接合部にストレスがかかり,Zinn-Haller動脈輪が破綻して動脈性出血が生じているものと考えられた.
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