研究課題/領域番号 |
15K19275
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
二宮 賢司 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20637681)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 吸引損傷 / 局所陰圧損傷 / 外傷性窒息 / ラットモデル / 胸郭運動障害 |
研究成果の概要 |
局所陰圧損傷によって死に至る機序の解明の為、ラットの四肢に陰圧を負荷し、血圧や呼吸運動等の生理学的データ及び陰圧負荷部の形態学的変化について検討した。阻血した前肢に陰圧を負荷する群、阻血せずに前肢に陰圧を負荷する群、阻血せずに後肢に陰圧を負荷する群を設け実験を行った。 実験の結果前肢を吸引した群は阻血の有無にかかわらず呼吸運動の停止から死に至った。この実験系において死に至る機序は循環血液量減少性ショックではなく、呼吸運動の障害つまり胸郭運動障害による窒息であり、その原因は高度な陰圧負荷によって上肢のみならず上肢帯、胸郭の一部までもが吸引・圧迫され呼吸運動を阻害することであると考えられた。
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