研究課題
若手研究(B)
肺癌をはじめとする呼吸器疾患は高齢者に発生しやすい疾患で、その診断に気管支鏡は必要となることが多い。気管支鏡検査や苦痛を緩和するための鎮静には有害事象があり、特に高齢者ではその懸念がある。我々は研究期間内に高齢者におけるミダゾラムを用いた鎮静下の気管支鏡の安全性、有用性について検討し、適正な鎮静方法について検討した。ミダゾラムは年齢、体重に応じて投与量を調整した。その結果、80歳以上の高齢者と79歳以下の患者群で比較し、気管支鏡検査の診断率、合併症率に明らかな差は認めず、高齢者においても年齢や体重で調整したミダゾラム投与下の気管支鏡が有用であることが示された。
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