研究課題/領域番号 |
15K19297
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 友彦 東京医科大学, 医学部, 助教 (70421071)
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研究協力者 |
廣瀬 大輔
都河 明人
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | サルコペニア / 栄養 / 認知症 / ロイシン / 認知機能障害 |
研究成果の概要 |
対象者に握力、歩行速度、バイオインピーダンス法を用いた筋量測定を行い、AWGSのアルゴリズムにてサルコペニアの判定をした。各種の採血検査を行い関連について検討を行った。 サルコペニア群では、身長・体重、認知機能・生活活動が低値であった。採血上では、総コレステロール、HDL、アディポネクチンの上昇を認めた。ロイシン、総アミノ酸・EAA・BCAAの低下を認めた。 10名のサルコペニア患者に6ヶ月間のロイシン含有食品摂取(2400mg/日)を行うも身体計測値に関して有意差は認めなかった。リスクの高い患者が6ヶ月間の変化を認めなかったことより一定の効果は認めている可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症対象者の約46%にサルコペニアを認めており、高齢者特に認知症では有病率が高いこと、また認知機能・生活活動もサルコペニアとの関わりがあることが研究にて明らかになった。アディポネクチンやアミノ酸を用いることにより採血にて簡易的にサルコペニアの診断がつく可能性も考慮される。ロイシンの介入ではリスクの高い患者が変化を認めなかったことより将来のサルコペニアの治療に結びつく可能性が示唆された。
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