研究課題/領域番号 |
15K19328
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
川野 佑輝 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (80448175)
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研究協力者 |
田川 亮真
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 小胞体ストレス / ケトン体 / 非アルコール性脂肪性肝疾患 / インスリンシグナル |
研究成果の概要 |
βヒドロキシ酪酸(BHB)はケトン体の一種で肝細胞において脂肪酸から生合成されるが、肝細胞の脂質糖代謝に与える影響は明らかでない。糖脂質代謝異常は小胞体ストレスと相関があることから、本研究ではBHBが小胞体ストレスに与える影響を解析した。培養肝細胞とマウス個体レベルにおいてBHBは小胞体ストレスを抑制するが、これらの作用は小胞体ストレスと相関のあるサーチュイン1遺伝子と無関係であることがわかった。また、細胞内のBHB産生を薬理学的および遺伝子学的に操作することで、小胞体ストレスを制御することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝細胞内のβヒドロキシ酪酸(BHB)産生を操作することにより小胞体ストレスを制御できることを、我々は本研究により初めて報告した。小胞体ストレスは糖脂質代謝異常や非アルコール性脂肪性肝疾患の誘因となることから、BHB産生をコントロールすることでこれらの疾患を制御できる可能性を示した。
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