研究課題
若手研究(B)
今回我々はソラフェニブ耐性細胞を樹立し、耐性のメカニズムを解析した。ソラフェニブ耐性細胞は、PLC/PRF5細胞を用いて作成した。 シグナル伝達系のウェスタンブロット分析を行ったところ、AKT / pAKT、mTOR / pmTOR、またはERK / pERKの発現に有意差を示さなかった。しかしながら、耐性クローンにおけるABCトランスポーターMRP3の発現レベルは、親細胞と比較し有意に高かった。 また耐性クローンのMRP3をsiRNAによりノックダウンした際に、ソラフェニブに対するの感受性が回復した。 我々のデータは、MRP3がソラフェニブ耐性において重要な役割を果たすことを実証している。
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Oncotarget
巻: 7 号: 6 ページ: 7207-7215
10.18632/oncotarget.6889
120006576949