研究課題/領域番号 |
15K19332
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
木村 哲夫 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学系), 助教 (30564489)
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研究協力者 |
武原 正典 徳島大学, 病院, 医員
高山 哲治 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 膵癌 / 脂肪細胞 / 腫瘍微小環境 / 細胞間相互作用 |
研究成果の概要 |
脂肪組織は、単に「エネルギーの貯蔵庫」として働くだけでなく,様々な組織と直接的ないしは間接的な相互作用を有することが明らかになってきている。本検討では、膵癌組織と脂肪組織における局所での相互作用について明らかにすることを目的とした。脂肪細胞とヒト膵癌細胞の共培養を行うと、脂肪細胞は線維芽細胞様に形質転換することがわかった。さらにこの形質転換を来した脂肪細胞は、膵癌細胞の遊走・浸潤能を上昇させ、これには膵癌細胞内でのSAA1遺伝子発現の上昇が関与していることが判明した。以上から、膵癌細胞と脂肪細胞の間に癌の転移・浸潤に有利な環境を作り出す相互作用があることが明らかとなった。
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