研究課題
若手研究(B)
本研究では、炎症性腸疾患のリスク遺伝子であるLRRK2と高脂肪食の相互作用による腸炎発症メカニズムを解析した。消化管におけるLRRK2の発現分布を解析したところ、LRRK2はおもに大腸の粘膜固有層および筋層間神経叢に局在することが分かった。次に、腸管透過性を比較した結果、高脂肪食摂取群とLRRK2ノックアウトマウス(LRRK2-KO)で腸管透過性が有意に低くなった。さらに、DSSとTNBSによる大腸炎を比較したところ、高脂肪食摂取群で炎が軽減される傾向にあり、LRRK2-KOではDSS腸炎が悪化した。これらのことから、LRRK2は腸管自然免疫に関わることが分かった。
すべて 2018 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 4件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 7件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (23件) (うち国際学会 3件) 図書 (1件)
Am J Physiol Renal Physiol.
巻: 314 号: 3 ページ: F462-F470
10.1152/ajprenal.00108.2017
ACS Omega
巻: 2 号: 7 ページ: 3371-3379
10.1021/acsomega.7b00711
Dig Dis Sci.
巻: 62 号: 4 ページ: 903-912
10.1007/s10620-017-4476-3
Cancer Research Frontiers.
巻: 2 号: 1 ページ: 33-42
10.17980/2016.33
生化学
巻: 88 ページ: 248-252
40020843443
Cancer Chemother Pharmacol.
巻: 76 号: 2 ページ: 269-277
10.1007/s00280-015-2790-z
Planta Med.
巻: 81 号: 15 ページ: 1370-1374
10.1055/s-0035-1557821
Oncol Rep.
巻: 34 号: 2 ページ: 1065-1073
10.3892/or.2015.4020
Parkinson’s Dis.
巻: 2015 ページ: 734746-734746
10.1155/2015/734746