研究課題
若手研究(B)
神経内分泌腫瘍(NET)の起源や発生、そして浸潤・転移機序については不明な点が多い。我々は、癌幹細胞マーカーDCLK1が膵NET組織に強くびまん性に発現している所見を見出した。ヒト膵NET細胞株においては、DCLK1がFAK-Tyr925残基のリン酸化を促進し、EMT regulatorであるSLUGの発現を上昇させることを初めて示した。DCLK1自体の詳細な機能が不明な中、FAKを介したEMT制御に関わる点を今回明らかにした。“高率に転移する”NETの臨床的特徴や、NETに対する新規治療標的分子をDCLK1-FAK-SLUG軸に沿って考案する上で重要な知見であると考える。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件)
Molecular Cancer Research
巻: 不明 号: 6 ページ: 744-752
10.1158/1541-7786.mcr-16-0285
Oncology Letters
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