研究課題
若手研究(B)
肺MAC症はM.aviumなどによる肺の感染症であるが、近年その患者数が増えている。本症の予後は不変から増悪まで様々であるが、なぜこのように予後の違いが生じるかは明らかではない。質量分析とは試料中の物質の分子量の分布を測定し、試料を同定する方法の一種である。またその分子量分布から試料に含まれる蛋白質の分析も可能である。本研究では肺MAC症患者の気道由来検体に対して質量分析を行い、菌の同定と増悪に関与する蛋白質の同定を試みた。15検体を用いて検討を行い、8検体で菌の同定は可能であった。しかし7検体では真菌の汚染や、乾燥の影響で同定できなかった。
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