研究課題/領域番号 |
15K19438
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 千葉県がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
末永 雄介 千葉県がんセンター(研究所), がんゲノムセンター, 研究員 (80581793)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 小細胞肺癌 / 神経内分泌 / 下垂体 / ホルモン / 転写因子 / 分化 / 脱分化 / 発生 / POMC / ラトケ嚢 / 口腔外胚葉 / 神経内分泌腫瘍 / 肺癌 / 次世代シーケンサー / NE-SCLC / SCLC / NE-NSCLC |
研究成果の概要 |
小細胞肺癌は神経内分泌性格を示し、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を高発現する。小細胞肺癌におけるACTHの発現量は不良な予後と関連するが、肺癌がなぜ下垂体ホルモンを産生するかは不明であった。本研究では下垂体の個体発生を制御する転写因子が発癌において活性化されることを見出した。腺癌と小細胞肺癌における体細胞突然変異を比較したところ、小細胞肺癌に特異的な変異は下垂体の発生を制御する転写因子の下流遺伝子に蓄積していた。また、小細胞肺癌の細胞株を3次元培養すると神経分化を誘導され、ACTHの産生が促進された。以上の結果から、肺癌は下垂体の発生経路を利用して神経分化し、ホルモン産生することが示された。
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