研究課題
若手研究(B)
甲状腺癌においてALDH酵素活性は癌幹細胞の有力な候補であるが、可塑性があることが分かっている。甲状腺癌由来細胞株とALDH阻害剤を用いてスフィアアッセイを行ったが、ALDHを阻害してもスフィア形成に影響はなかった。また、ALDH酵素のうちALDH1A3の発現が高いことを確認したため、活性が高い細胞のALDHをノックダウンした細胞、また逆に活性が低い細胞に強制発現した細胞を作成し同様の検討を行った。どちらの細胞株でもスフィア形成能に変化は見られず、これらには関係性がないことが示唆された。このことからALDHはマーカーにはなるが、癌幹細胞の特性に役割をはたしていない可能性が考えられた。
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Endocrine
巻: 55 号: 3 ページ: 934-943
10.1007/s12020-016-1224-y