研究課題
若手研究(B)
本研究は、グルコース-6-リン酸イソメラーゼ(GPI)のT細胞エピトープ配列を一部置換したAPLを米穀に発現させ(APL発現米)、これを経口予防投与して関節炎を制御することを目的とした。APL発現米の経口予防投与はGPI誘導関節炎マウスの関節炎を有意に抑制した。この際、脾臓・所属リンパ節のIL-17産生、血清抗GPI-IgG抗体産生、脾臓の制御性T細胞におけるFoxp3発現・GITR発現は有意に上昇した。以上より、APL発現米の経口予防投与は制御性T細胞のFoxp3発現・GITR発現の上昇を介して、IL-17産生、血清抗GPI-IgG抗体産生を低下させ、関節炎を抑制する可能性が示唆された。
すべて 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件)
Modern Rheumatology
巻: 印刷中 号: 3 ページ: 457-465
10.1080/14397595.2016.1218598