| 研究課題/領域番号 |
15K19590
|
|---|
| 研究種目 |
若手研究(B)
|
| 配分区分 | 基金 |
|---|
| 研究分野 |
感染症内科学
|
|---|
| 研究機関 | 慶應義塾大学 |
|---|
研究代表者 |
諸角 美由紀 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (40383559)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
|
| 研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
| 配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
|---|
| キーワード | Streptococcus agalactiae / 併用効果 / 殺菌作用の増強 / 併用メカニズム / 殺菌効果 |
|---|
| 研究成果の概要 |
侵襲性感染症由来の肺炎球菌とβ溶血性レンサ球菌に対し，作用標的が異なるβ-ラクタム系薬とアミノ配糖体薬であるゲンタマイシン (GM)とを同時に作用させると，明らかな殺菌効果の増強が認められた。薬剤単独作用時と併用時の菌体内部構造の変化を透過型電子顕微鏡を用いて観察・比較したところ，併用時には明らかな異常像が観察された。また，LC/MS/MSを用いて細胞内のGM濃度を測定したところ，単独時にはGMはほとんど菌体内へ取り込まれなかったが，β-ラクタム系薬との併用時には細胞内GMの濃度は明らかに高まっていた。
以上の成績から，薬剤の併用によって殺菌性の増強が生じると結論された。
|
