研究成果の概要 |
DNA脱メチル化薬であるデシタビンによって、急性リンパ性白血病株CCRF-CEM, Jurkat, BALL-1, NALM-6の薬剤感受性が改善することが示された。MEST, NDRG4, ZNF750の3種類の遺伝子はがん抑制遺伝子として知られており、デシタビン添加によってDNA脱メチル化とmRNA発現量増加が認めらた。このため、これらの遺伝子が白血病細胞の薬剤感受性に関わる候補遺伝子と考えられた。ただし、これらの遺伝子が真に薬剤感受性に関わる遺伝子であるか、さらなる検討が必要であった。
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