• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

MSMDの新規責任遺伝子同定と多発性骨髄炎発症に関与する分子病態解析

研究課題

研究課題/領域番号 15K19617
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 小児科学
研究機関広島大学

研究代表者

平田 修  広島大学, 大学病院, 医科診療医 (50723376)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2016-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2015年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワードMSMD / 多発性骨髄炎
研究実績の概要

本研究課題では、MSMD(mendelian susceptibility to mycobacterial diseases)患者を対象に既知の責任遺伝子群の解析、次世代シーケンサーを用いたエクソーム配列解析による新規責任遺伝子の同定、慢性再発性多発性骨髄炎(CRMO)患者を対象にMSMDの責任遺伝子群の解析を試みたが、研究期間の短縮のため、多発性骨髄炎を認めるMSMDの1家系5症例において、STAT1新規遺伝子変異(G250E)を同定できたのみであった。本変異は慢性皮膚粘膜カンジダ症(CMCD)をフェノタイプとする症例で報告が多いCoiled Coilドメインに変異を認めていたが、これまでに報告されているMSMD-STAT1異常症と同様にIFN-γ刺激に対するGAS転写活性の優性阻害効果を認めた。本症例では病変部よりBCGが検出されており、GAS転写活性の障害による細胞内寄生菌(マイコバクテリウムやBCG)への易感染性が示唆された。
MSMD患者における多発性骨髄炎の病態解析に関しては、これまでに当院で同定しているMSMD患者(STAT1異常症、IFNGR1異常症)の末梢血より分離したCD14陽性細胞を用いて、破骨細胞への分化を確認した。IFN-γ存在下で、正常検体では破骨細胞の分化が抑制されたが、患者検体ではIFN-γ存在下でも破骨細胞の分化は抑制されず、IFN-γシグナル伝達障害による破骨細胞の活性化が示唆された。

報告書

(1件)
  • 2015 実績報告書

URL: 

公開日: 2015-04-16   更新日: 2017-01-06  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi