研究課題/領域番号 |
15K19626
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
小高 淳 自治医科大学, 医学部, 講師 (70382885)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 小児特発性ネフローゼ症候群 / リツキシマブ / T細胞 / ネフローゼ症候群 / アポリポプロテインC1 / 制御性T細胞 / 特発性ネフローゼ症候群 / アポリポ蛋白C1 / 調節性T細胞 |
研究成果の概要 |
当初の研究課題に関しては、その研究課程で培養リンパ球細胞が十分に得られないという問題が生じ、評価に値する結果が得られなかった。このため、本研究と同様、小児特発性ステロイド感受性ネフローゼ症候群(ISSNS)の病態とhelper T-cellプロファイルの変化との関連を探るために検討していた研究を同時に進めることとし、これに関して結果が得られたので報告する。 リツキシマブ治療により有意に再発が抑制できた小児ISSNS患児の治療前後でのhelper T-cellのプロファイルを比較検討した。その結果、Th1/Th2比の有意な上昇とhelper T-cellの活性化の抑制が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究結果は、従来から推定されている小児ISSNSの病態とT細胞との関連性を裏付けるものである。小児ISSNSは再発の頻度が多い疾患であり、ステロイド治療が長期に及ぶことも多く、成長障害等の続発症を引き起こし健やかな成長・発達を妨げる恐れがある。一方で、本症の原因は特定されておらず、根治療法はいまだ存在しない。今回の研究結果の様に小児ISSNSの病態解明に関する知見を集積し、発症および再発の予防法の開発につなげていくことは非常に重要である。
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