研究課題/領域番号 |
15K19642
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児科学
|
研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
貴田 浩志 久留米大学, 医学部, 助教 (80529454)
|
研究協力者 |
高橋 知之
松石 豊次郎
谷脇 考恭
田中 永一郎
村井 恵良
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | Rett症候群 / モデルマウス / ES細胞 / イオンチャネル / 神経伝達物質 / 誤嚥性配線 / レット症候群 / 誤嚥性肺炎 / MeCP2 |
研究成果の概要 |
レット症候群(RTT)はMeCP2遺伝子変異が主因の女児で発症する発達障害である。本研究ではMeCP2遺伝子変異が中枢神経イオンチャネル、神経伝達物資の発現に与える影響を解析した。ES細胞から分化誘導したグルタミン酸作動性神経においてイオンチャネルを含めた、その成熟障害を示唆する所見が得られた。RTTモデルマウスにおいては、脳幹における神経伝達物質発現の異常が嚥下反射障害から誤嚥性肺炎を惹起し、その予後に影響していることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、RTTマウスでの脳幹機能不全からの嚥下反射障害、それに惹起される誤嚥性肺炎がその自然歴に与える影響が明らかになった。RTT症例においても、同様の機序からの誤嚥性肺炎はその生命予後に大きな影響を与えていると考えられる。本研究の成果により、今後、脳幹嚥下中枢の機能是正をターゲットとした、RTTに対する予後改善治療の開発に繋がることが期待される。
|