研究課題
若手研究(B)
ヒト羊膜上皮の恒常性は様々な側面から維持されている。今後の研究進展の基盤となる以下の結果を得た。①母児免疫に関わるHLA-G mRNAに羊膜部位別の発現レベルの相違を認めた、②羊膜ではHLA-Gよりも著明にHLA-CのmRNA発現レベルが高い、③羊膜ではER-α、βともに有意なmRNA発現が見られない。PGRは発現していないが、PGRMC1はmRNAレベルで高発現している、④単離羊膜上皮細胞で発現していたAQP3、AQP1、SPARCとTHBS1は、MK添加により発現調節されない、⑤RNA-seq解析では羊膜の特徴(低増殖性、無血管、ECM構造維持)に合致した遺伝子発現パターンが判明した。