研究課題/領域番号 |
15K19732
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
三宅 典恵 広島大学, 保健管理センター, 准教授 (70548990)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 摂食障害 / 自己認知 / 青年期 / 予防 / 大学生 |
研究成果の概要 |
摂食障害は若年女性を中心に増加しており,予防や病態解明が求められている。摂食障害では対人関係のストレス対処の困難さを認める。本研究では,病態解明に向けて,摂食障害患者の対人関係ストレス課題遂行時の脳活動をfMRIを用いて測定した。 また,予防や早期発見に向けて,女子大学生の摂食態度を調査した。食行動の重症度分類を行い,その後の変化を検討した。重度障害群の学生は,摂食障害患者や摂食障害のハイリスク者を多く認めた。中程度障害群の学生は,体重変化や抑うつ傾向を認め,将来の摂食障害のリスクを有する可能性がある。予防に向けて,重度・中程度障害群に対して,早期介入を行う必要があることを報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
摂食障害は若年女性を中心に増加傾向であり,有効な治療法が確立されていないため,予防や病態解明は重要課題である。摂食障害では,様々な認知の歪みを認めることが多い。本研究では,摂食障害の認知の神経基盤の解明に向けて,摂食障害患者に特徴的な脳活動の変化を報告した。予防や早期発見に向けて,大学生女子の摂食態度や抑うつ傾向との関連について検討を行い,有効な予防介入法の作成に有用な知見が得られた。 また,摂食障害に関する講演会を開催し,摂食障害の予防や疾病理解に向けての情報提供を行った。
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