研究課題
若手研究(B)
今回の研究では、FDG-PETによる脳代謝の測定のみならず、MRIのよる形態画像を用いて神経新生の直接的な指標になることを試みた。高照度光照射を行う群と低照度光照射を行う群に無作為に割り付け、FDG-PETやMRIを用いて両群間で比較した。その結果、FDG-PET では、高照度光照射群でFDGの取り込みが右嗅球で有意に増加しており、これは5日間照射の時の結果と一致した。MRIによる形態画像では、右嗅球の体積も増加しており、この部分における神経新生の促進が推定された。今回の結果からは、4週間の高照度光照射によって右嗅球で神経新生の生じる可能性が示唆されたが、さらに被験者を蓄積する必要がある。
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Acta Psychiatr Scand
巻: 134 号: 1 ページ: 65-72
10.1111/acps.12569