研究課題
若手研究(B)
頭頸部癌における放射線治療は放射線性の口腔粘膜炎が発症する。本研究では、経時的に口腔粘膜の写真撮影により詳細な発症部位を記録し、考案した粘膜線量モデルと対比させ、照射された線量との関連や口腔粘膜炎発症時期が明らかになった。重粒子線治療だけでなく高度変調放射線治療においても発症線量が解明された。本研究により口腔粘膜炎の発症線量や発症時期が明らかになった為、患者指導や医療従事者への情報提供が可能である。また、発症が予測される部位によっては、効果的な口腔ケアの提供によりQOLの向上が期待される。口腔粘膜炎発症線量付近であれば、口腔清掃状況により粘膜炎発症を予防できる可能性も期待される。
頭頸部癌における放射線治療時の口腔粘膜の写真撮影により口腔粘膜炎の詳細な発症部位を記録し、考案した粘膜線量モデルと対比させ、照射された線量との関連や口腔粘膜炎発症時期が明らかになった。重粒子線治療だけでなく高度変調放射線治療(IMRT)においても発症線量が解明された。本研究により口腔粘膜炎の発症線量や発症時期が明らかになった為、患者指導や医療従事者への情報提供が可能である。社会への還元性を考慮すると、IMRTにおける頭頸部癌の対象疾患は、頭頸部癌患者の9割以上を占める扁平上皮癌が多くを占める為、比較的放射線感受性が低い疾患が対象となる重粒子線治療に比べて社会への貢献度は高いといえる。
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